2009-10-24

『魔女の宅急便』BGMの挿入効果について

覚書

キキが箒にのって郷里の町から飛びたとうとするとき、キキが集中し周囲の空気がはりつめる。
→全音階的なフレーズがやってきて雰囲気 (atmosphere) を語る(「Go!Go!キーキ」の脇で)。
→雰囲気的ナラティブ効果

ジジが知らない家でぬいぐるみのふりをするシーン、ジェフ(犬)に見つめられて汗たらたら
→ユーモアを含んだフレーズがやってくる、したがってジジの胸中を表現したものではない。
→ジジとジェフの関係性を語る。ジェフのおおらかさ、保護者としてのジェフ。
→雰囲気的ナラティブ効果

ひとつの情報集合の一段階外側で語るBGM。
切り離されているわけではない。
受け手が用意するフレームの傍らで囁く。





初めてロックバンドをやるときはこんなふうに・・・

持論

まずは心が洗われるような音楽にであうこと。
あるいはそれを耳にすると体が勝手に動き出してどうしようもないような音楽にであうこと。
打算ではなく、血の命令にしたがうこと。

そして、それを<まねぶ(真似する=学ぶ)>こと。
陶酔的に、惚れ込んだヒーロー / ヒロインに自己を重ね合わせること。
恥ずかしがらずに、ためらわずに、怖がらずに本気でやること。
ロックはファッションに収まりきるものではないことを、血の記憶を持って証明すること。


(そのあとに理想像から挽きはがされること。排除されること。迷うこと。これは別の話。)


そんなふうに始めるのなら・・・


(同じように始めた仲間と出会うことができるだろう。)


ある意味では当然の始め方ではあるけれど、
自分はこんなふうだっただろうか?とふと思う。


大学時代互いにどんなふうに始めたかについてあまり語り合わなかったけど、興味深いテーマ。

2009-10-21

井上靖 『あすなろ物語』

二回目の読了。
はじめて出会ったのは高三の時でした。
色あせぬ浄化力。

新潮社の紹介ページ

あらすじと背景

あしたには一角の人間になろうという思いを抱きながらも、運命に翻弄されていく人間たちを描いた、井上靖の自伝的小説。時代背景は大正・昭和初期~太平洋戦争終戦直後。郷里の静岡での祖母とのくらし、繊細で感受性の強かった青春時代、大阪で新聞記者として働く日々、凄惨を極めた戦争体験。同時に、それぞれの時代に出会った美しい宿命の女たち。



小説タイトルの「あすなろ(う)(翌檜)」とは?


「あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。でも、永久に檜にはなれないんだって!それであすなろうというのよ」
(第一章「深い深い雪の中で」より)

もちろん翌檜とは明日を夢見る人の譬え。「生きる」ということの儚さを俯瞰できる、人ごととはとても思えない物語。世の中は翌檜たちでこんなにもあふれかえっているのだ!!!



現実的効用としては(笑)

「最近なんだか以前のようにやる気が湧いてこない・・・」
「日々の原動力が欲しい」と切実に悩む方、

(結構女性がらみの描写がエロいので)
エロティックな文学的想像力を小説に求めている方、

は手に取る価値があると思います。



いつも思うんだけどロープライス1円ってどういうことなんだろうな・・・・・・

業務連絡、ごめんなさい!!!

今設定を確認したら、コメントがbloggerのIDを持ってる人じゃないと投稿できないシステムになってました。もし今までコメントしようとして下さった方がいらっしゃいましたら申し訳ありませんでした。時間泥棒を働いてしまいました・・・

別にコメントを拒んでいたわけじゃありません(笑)

挑発的なコメントお待ちしてますwww

Local Agricultural Society 3

できました~♪
MySpaceにアップ済みです↓
http://www.myspace.com/morishun

前回はとりあえずやってみよう!って感じだったんですが
何回か聴き直すと、すんごいもっさりしたビートだなぁと思いましたw
そこで今回は、もう少し繊細なテクスチュアになるよう作ってみました。

作成手順は前回とほぼ同じ

収穫
  • フェードアウトができるようになった
  • リヴァーブのパラメータを少しだけ理解した
  • Acidを操る手際が少し良くなった
反省点
  • セクションのつながりが良くない、工夫してるつもりなのだが裏目に出てる感あり
  • ↑もっとエレクトロニカの曲を聴きこむ必要あり。
  • パン
目標
  • ブレイクビーツをやってみたい
  • メロディをなんとかしたい
まとまった空き時間ができたらまた作ります。